Background

X Window System

WindowsやMacのようなウィンドウやマウス操作などの GUIをUnixで実現するシステム

Server Clientモデル

Xではそれぞれのアプリケーションであるクライアントと 画面の管理やキーボード・マウスなどの管理などを行うサーバが分かれている

クライアントとサーバは同じコンピュータ上にある必要はなく ネットワーク越しにアプリケーションを実行することもできる

ECCのUNIXやssh

ECC端末でSolarisを使うときは手元の端末でXサーバが、 リモートのアプリケーションサーバなどでXクライアントが動いている

Window Manager

ウィンドウの枠やタスクバーなのどの機能は Xサーバとは別にWindow Managerと呼ばれるプログラムが行う

twm、WindowMakerなどを使うことで見た目や操作を変えることできる

XFree86

Xの実装のひとつ。

Linuxや*BSDなどのPC-UNIXで標準的に使われている

Windowsへの移植

Harold L Hunt IIさんたちがWindowsに移植

Windowsで動くXサーバとXlib、クライアント

zakki's work

Rootless化

ひとつのウィンドウの中にXの画面が描画されていた

→Thomas ChadwickさんのアイディアをもとにRootlessモードを実装

Xのウィンドウのある部分だけを見えるようにして、 ルートウィンドウを見えなくすることで実現

画面を広く使えて便利

Windows Window Manager

ウィンドウの操作にはWindow Managerを使うことになる

→WindowsのUIをWindow Managerとして用いることで、

WindowsとXのシームレスな統合

XのウィンドウをWindowsのウィンドウに1対1対応

Tgif、Mozilla、GimpがここでいうWindows Window Manager。 黒い枠のGimpとxtermは前の項のRootlessモード によるもの